はじめに3.で結局なんだっけ? - ツーファイブ通信

はじめに3.で結局なんだっけ?

「フレーズをパズルのように当てはめる」


さて、この言い回しにピンとこない方も居られることでしょう。
以下の譜例をどうぞ。
前半は一緒.jpg

IIm7のフレーズ、9thではじまり、G7の13thに接続するような音使いになっています。

ここでG7のフレーズをパズルのように入れ替えることができますよ。と

それに対して、フレーズ練習に抵抗があるひとは、
「それってなんだかパズルみたいに当てはめて無機質じゃない??」

なんて思うわけですね。

フレーズ練習の目的とは?


大事なことなので何回でも言いますが、
フレーズ練習で練習したことをそのままアドリブで演奏する必要なんて全くありません。

大事なのは、この音使いがどういう構成でできているのかを知る、ということ。

「最初の音はコードの9thの音で、こういう音の流れで次のコードの13thの音に行くんだなぁ」と、

パズルみたいで抵抗がある、と言う方も今は音使い、歌い方を指や脳にインプットしているだけで、
あくまでもこれは練習曲なんだ、アドリブではこれを素にして(しなくても)いろんなことをやろう!

と思ったら抵抗がなくなると思います。

「アドリブってアドリブじゃないの??」


そう思われた方もいることでしょう。

ではそんな画面の前のあなたに今から、
15秒間アドリブで喋ってください。と言ったとするでしょう。

「こんにちは」
「私の名前は・・」
「こけし」

など色々言うかもしれません。

ただおそらく共通しているのが、
日本語で、意味のある文章をしゃべっている、ということ。

今からアドリブでしゃべってみて、と言われて、本当にでたらめにキーボードをたたくように、
「あむえけ、ぽづぇけれそ。だだ!だむだぇれけ!」
などと、喋る人はきっといませんよね。

ジャズのアドリブも同じです。
0から何かを生み出すということはほぼしていません。

今までのインプットされた自分の単語単語がそのときの気分で組み合わせていっているのです。

もうひとつの例え


絵の具.jpg

このフレーズ、白鍵の中から音をでたらめに選んだだけだから、
こんにちは、というよりかは「んこちはち」だよ!ほら、これは完璧にアドリブだよ!!
という方が居るかもしれません。

ジャズのアドリブを他のもので例えるとき、言葉、という例ともうひとつ、
絵を描く、ということに例える場合があります。

コードをキャンバスの色、絵の具を使うスケール
そして音使いは描かれる模様に例えます。

FM7というキャンパスに一番自然に合うような色の絵の具
(ここでは白鍵のみのFリディアンスケールを使いました)
を使って、自由に模様を描いていったのです。

黒鍵の音を使わなかったのは、
このキャンバスには黒鍵の色は合わない、絵の雰囲気を壊してしまう。
ということを知っていたんです。

これでも完全にアドリブだ!といえるのでしょうか?

もし色も何も気にせず絵を描いていってこれが芸術だ!
と前衛的な作品を書いたものをアドリブに例えるなら
もちろん前衛的なフリージャズのようなものになるでしょう。



オススメ記事→【ジャズのエッセンスを感じよう!あなたのアドリブをレベルアップさせる珠玉のフレーズ集(音声付き・全楽器対応)】

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2014-09-22 | Comment(0) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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